ラベンダー

北海道の夏といえば、ラベンダーをイメージする方が多いのではないでしょうか？　数多くの品種がありますが、中でも北海道のラベンダーと言えば「おかむらさき」。1990年にフランスで開催されたラベンダーオイル品評会で№1に選ばれ、富良野・美瑛の丘を彩る風景でも魅了し続けています。

ハーブティー使われることの多い品種は「イングリッシュ・ラベンダー」。甘さとすがすがしさを併せ持つ花の香りが精神的なストレスをやわらげ、緊張をほぐしてくれます。ラベンダーは、香り高い故に、好みによっては香りが強すぎると感じる方もいるかもしれません。そんな時は薄めにいれて、お砂糖やはちみつをプラスしてみてください。同じ頃に収穫できるミントとの相性もいいので、ブレンドティーもお試しを。

キャトルヴァンのお庭にも、毎夏ラベンダーが咲きます。花のつぼみをばらしてお砂糖をまぶし、デザートの飾りにするとおしゃれなアクセントになります。

そんなラベンダーを使った『お花ハーブのムースロールケーキ【ラベンダー＆ブルーベリー】』の開発秘話。難しかったのは、ラベンダーの香りの調節でした。強すぎると香水的になってしまうし、弱すぎると個性がなくなってしまいます。目指したのは、そのちょう真ん中！食べた時にやさしく香り、食べている時もふんわりと香る、美味しいラベンダーです。何度も何度もラベンダーの配合具合を調整し、理想のロールケーキに仕上げることができました。緑いっぱいのガーデンテーブルで風を感じながらラベンダーのロールケーキで、ティータイムなんて素敵♡しっとり生地と空気をはらんだムースから香るラベンダーに癒されます。

ちなみに、7月下旬の「なかふらのラベンダーまつり」は、北海道内外はもちろん海外からもたくさんのお客様が訪れる一大イベント。札幌の幌見峠も知る人ぞ知るラベンダースポットで、夕暮れ時には、札幌の街夜景をバックに紫のラベンダー畑を見ることができます。今は6月。もう少しでラベンダーが咲く北海道の夏の到来です。